Vol.21 2021年8月1日発行

「おかしれえ」(NHK大河ドラマ青天を衝けより 江戸言葉)

Vol.21 2021年8月1日発行

 花の森こども園の園舎は、昨年末に12年お世話になった皆野町から龍勢と秩父事件発祥の地、秩父市下吉田に引っ越しました。
 「感覚」で、おかあさんたちがはじめたようちえんは、4月1日より地方裁量型認定こども園として新たなスタートを切りました。

 移転場所を探すこと、認可と資金調達が同時進行でした。知らない法律を紐解き、苦手な経営を学び、似つかわしくない組織を肯定し、悲しい大人の世界をのぞき、これまで縁のなかった概念の世界をあちこちぶつかりながら、ようやく長いトンネルを抜けて陽のさすところまで出てくることができました。これを記しながら暗いトンネルの角々で、虚心坦懐、物心両面お力添えくださったお一人お一人のお顔が浮かび、感謝にあふれる幸せを感じています。改めて厚く御礼申し上げます。

 さて、この地へ導かれるまで、候補地は7転び。背水の陣で信頼するおふた方に、子供が生き生きと遊べる場所を尋ねましたら、なんと、お二人共がそれぞれ示された場所。それが今、園舎が建ち、子供たちが生き生きと遊んでいるこの場所です。
 お二人が示された場所の地主さんである竹内剛久さんをその日のうちに訪ね、「これからここで始められます」と即答いただき、捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのことです。それから竹内さんは、一貫して園舎建設にご尽力してくださいました。大変得難い人物とのご縁です。
 今後は吉田の地でこども園に多様な人たちが集い、こどもたちと地域が生き生きとする、おかしれぇこども園として努めていく所存です。
 うまくいかないことでがんじがらめになっても、なんとかして縄を抜けて自由になろうと苦心することは、仲間がいれば存外「おかしれぇ」ものです。
 そして概念の自粛で自由を手放すのとは全く異なるものだと思いました。
 出来ればこの先の山も谷も仲間と「おかしれぇ」と楽しみたいと思います。